2024年には8000億ドル*1(80兆円)とも言われている仮想空間の市場。
ARやVRなどを活用し、ゲームやイベントだけでなく、教育やコミュニケーション全般にわたり活用されると言われています。
当然のことながら、メタバース上でブランディング戦略を仕掛ける企業も増えていきます。
今回はメタバース上での広告がどういったものになるのか具体例を交えてご紹介していきます。
この記事でわかること
・メタバース上での広告とはどういうものか
・メタバース上で広告事業を展開する企業
・メタバース上の広告出稿の仕組みと料金
広告業界の現状
広告業界の方ならご存知だと思いますが、屋外広告を出稿したり、リアルでのイベントを開催するには色々なプロセスを踏む必要性が現社会だとあるのが現状かと思います。
屋外広告の場合、既に人気の場所などは大手の広告代理店などに年間通じて買い切られていて、実際に出稿できるのは大手企業のみです。
また初めて出稿する企業に対しては厳しい審査もあったり、最近ではDOOH(デジタル・アウト・オブ・ホーム)デジタサイネージの導入で、東京都内などの屋外広告は少しづつ変わってきてるとは思いますが、費用対効果としてもしっかりと広告測定ができてないのが現状かと思います。
そんな広告業界もweb3.0の世界ではどのように変わっていくのでしょうか。
海外のweb3.0のサービスを展開している企業の例も含めて説明していきます。
メタバースの現状
多くのメタバースのプラットホームが存在してますが、実際に人が集まり、リアルとバーチャル空間が共存するようなプラットホームはまだまだ無いと思います。
その中でもトップを走ってるのがDecentlandとSandboxでしょう。
見てわかるように、2つの空間は世界観が全く違います。大きな特徴としてはDecentlandはよりリアルに近い空間設計になっているのに対してsandboxはボットを使ったLEGOをデジタルにしたような世界観になってます。
好みもあるとは思いますが、海外では既に多くの企業や投資家がこの2つのプラットホーム上で土地を購入しています。
では土地を買ったあと何をするのか???
イメージしてみてください。
今の世界に建物なども何もなくそこに何を作っても良いですよ!と言われたら貴方なら何を作りますか?
土地を購入した企業や投資家も今はまだまだそんな状況です。
そんな中でも人が集まる場所=広告はメタバースの世界でも変わらないと思います。
そこに着目した企業が既に広告を販売しているのです。
メタバースで広告事業を手がける海外企業
私が注目している企業はMetaVerse Ad Booking Systemというサービスを展開しているNFT Plazasになります。
NFT Plazas社は2018年に設立され現在NFTとメタバースに特化したニュースサイトを運営していて
既に多くのブランドやプロジェクトと協業していてNFT業界で知名度を高めています。
メタバース上での自動広告システム
サービスの1つとしてメタバース(Decentraland)で自動広告システムを提供する世界初の企業になっており、今回注目したいのはこのサービスになります。
まず前提としてweb3.0のサービスはほとんどのサービスが自分のデジタルウォレットを接続することでログインできるようになっています。
<参考>
ログイン方法の推移
web1.0:ログイン名、パスワード
web2.0:SNSアカウント接続
web3.0:デジタルウォレット接続
MetaVerse Ad Booking Systemの始め方
MetaVerse Ad Booking System: https://metaverse.nftplazas.com/ をクリック
- 右上にあるConnect Walletをクリック
2. 3つのウォレットの中から自分の保有しているデジタルウォレットを選択
3. ETHチェーンで接続
これで接続は完了です。
デジタルウォレット接続後はすべての情報が閲覧できるようになります。
では次に気になる料金や掲載場所などを見ていきましょう!
MetaVerse Ad Booking System料金表
サイズは2種類の大小。
表示回数により金額が異なります。
メタバースやweb3.0の世界では暗号通貨が使われます。
NFT Plazasに関してはETHで決済が可能です。
MetaVerse Ad Booking Systemイベント開催
広告出稿エリアも選択が可能です。
これだけ見ても、正直どこに出せば良いかわかりませんよね。
今はまだどのエリアも流行りがある訳ではなく、この1部分がニューヨークのタイムススクエアみたいな盛り上がるエリアができたら、誰もがその近くに出したいですよね。
その様にまだまだ今から大手ブランドなどの動向などをチェックが必要ですね。
また、イベントは会場をレンタルすることも将来的に可能なようです。
※2022年9月29日現在ではcoming soonになってます。
自分で好きなイベントをメタバース上で開催することも近い将来可能になります。
最後に、メタバース広告のイメージができる動画がありましたのでご覧ください。
いかがでしたでしょうか?
実際のメタバース上で既に広告枠を売ってる会社も存在し、イベントの開催なども
会社や家にいたまま開催することができる未来も構築されつつあります。
このメタバース上でのイベントとリアルでのイベントが両立する楽しいイベントが
できると楽しそうですよね。
では今日はここまでになります。
Have a great day!